桜井正樹氏(1944-2025)を偲んで

クラシックギター界で高い評価を得ていた日本人弦楽器製作者、桜井正樹氏の訃報をお伝えすることとなり、大変悲しい思いでおります。氏は今週、81歳で逝去されました。
1944年5月10日、東京生まれの桜井は、1966年に叔父である河野勝氏の工房に入門し、生涯にわたるギター製作の道を歩み始めました。河野氏は、日本で最も影響力があり、国際的にも認められたギター製作者の一人です。河野氏の指導の下、桜井はクラシックギターの構造、トーンウッドの選定、そして卓越した品質の楽器を製作するために必要な緻密な技術に対する深い理解を培いました。
1988年、パリで開催された第4回国際ギター製作コンクールで優勝を果たした桜井氏の弦楽器製作技術は、国際的に高く評価されました。1998年に河野氏が逝去した後、桜井氏は「桜井・河野」の名で工房の伝統を受け継ぎました。伝統への深い敬意と前向きな姿勢で、工房のデザインを洗練させ、職人技の水準をさらに高め続けました。
GSIでは長年にわたり、桜井正樹氏の楽器を数多くご紹介させていただく機会に恵まれました。ご遺族とご友人の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。彼のギター製作、特に日本のギター製作への影響力は計り知れず、今もなお色褪せることはありません。
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